こんにちは!
いきなりですが、オーディオインターフェースって何ですか?
DTMに必要な機材、録音に必要なもの、アナログをデジタルに変えるもの、いろんな答えがあると思います。
僕は、長年かなり混乱してました。
それが、めっちゃクリアになった、話をします。
ずばり、オーディオインターフェースは、4つの、本来別々に存在する機材が、一つになったもの何です。
オーディオインターフェース=オールインワン
その4つがこちらです。
オーディオインターフェースとは
- AD/DA コンバーター
- マイクプリアンプ
- ヘッドホンアンプ
- ワードクロック
僕自身、これを聞いた時に、かなり謎が解けました。
つまり、本来、プロが使うスタジオでは、別々に存在している機材が、このオーディオインターフェースってやつには、全部入ってるんだ、そこに気づいたんです!
レストランに例えると、こんな感じです。
オーディオインターフェースは、ランチセットみたいな感覚です。
ハンバーグ、サラダ、ご飯、味噌汁、漬物、ドリンク、プリンもついて、580円!みたいな。それは安すぎか。笑
では、少し高級なお店に行くと、どうでしょうか。ハンバーグとサラダは別に注文しますし、ドリンクやデザートは、別メニューになってますよね。
音楽の機材も一緒なんです。
レコーディングスタジオに行くと、ADコンバーター、DAコンバーター、ワードクロック、マイクプリアンプ、ヘッドホンアンプなど、全ての機材が、別に存在しているんです。
ただ、たまに高級店でも、ランチセットとかってありますよね?何千円とか、すごい価格のやつです。それが、20万とか、30万円とかする、高級な『オーディオインターフェース』です。
ちなみに、僕の使ってるのはUniversal Audioという会社の、Apollo 16というインターフェースですが、この『高級ランチセット』の部類に入るものです。
じゃあ、高級店のランチセットが、どのくらいいいのか。
それは、個人的な感覚の問題や、その時の状況によって、変わるのではないでしょうか。
高級店に行くと、新鮮な食材が使われていることが多いでしょう。調味料など、もしかしたら、海外から手に入れてる、希少価値のあるものかもしれません。一つ一つ、手の込んだ料理が出てくると思います。
でも、580円のハンバーグ定食は、マズイのか?そんなことはないと思います。
例えば、単純に食事がしたい、という場合、定食屋のランチでも、高級店でランチをしても、どっちでもお腹いっぱいになりますよね。笑
とにかくレコーディングがしたい!って時に、別に高いインターフェースは必要ありません。
高級なオーディオインターフェースだから、いい曲ができる、ってわけでもないので。。。
高い機材=いい音、というわけでもない。
何を求めているのか、ということが大事ですね。
なんか、例えが長くなってきたな。笑
ここで、理解してもらいたいのは、オーディオインターフェースっていうものには、何種類もの別々の機材が、一つのパッケージとして、売り出されるものだ、ということです。
前置きが長くなりましたが、では、どんな機材が入っているのかを、サクッと見て行きましょう。
1・AD/DA コンバーターって何?
ADコンバーターは、アナログ信号をデジタル信号に、
DAコンバーターは、デジタル信号をアナログ信号に、変換する機材です。
声や、ギターなど、アナログの音は、直接パソコンの中には、入っていけないんです。
なので、アナログの信号を、デジタルに書き換えるものが必要になります。
それが、コンバーターの役割です。
パソコンに入るときは、アナログからデジタルに変換する、ADコンバーターを使います。
そして、そのパソコンから、スピーカーに出るときに使用するのが、DAコンバーターになります。
2・マイクプリアンプって何?
ちょっとややこしいかもしれないんですけど、一言で言うと、マイク信号からライン信号に変える機器です。
更にややこしく話します。笑
このマイク信号とライン信号の違いは、オーディオ信号における、電圧のレベルの差です。
マイクで音をひろった時、その電圧レベルは、かなり低いんです。
それを、ある程度まで引き上げないといけないんです。その『ある程度』のレベルがライン信号のレベルなんですね。
マイクプリアンプは、マイク信号をライン信号に増幅する機器
ラインレベルの種類とかもあるんですけど、まずは、基本的な機能は信号をそのまま増幅する、ってことだけ覚えて下さい。
そして、マイクプリによって、その増幅の回路が違うため、音に『色』『カラー』がつくんです。
3・ヘッドホンアンプとは?
これは、マイクプリアンプと一緒で、信号を増幅させる機器の一つです。
出力がヘッドホン用になっています。
レコーディングスタジオの例だと、例えばバンド5人で、一緒に録音って時に、5つのヘッドホンアンプを用意し、別々にミックスした信号を送ります。
シグナルの流れとしては、パソコンからDAコンバーター、ヘッドホンアンプでヘッドホンです。
オールインワンである、オーディオインターフェースには、ヘッドホン出力がついていて、それ専用のアンプが入っているのです。
4・ワードクロックって何?
最後になりましたが、かなり重要な機能である、ワードクロックについて、サクッと解説します。
ワードクロックというのは、サンプリングレート(周波数)の情報をコンバーターに送る役割を果たしています。
一般的なサンプリングレートである44.1kHzの場合、毎秒44100回サンプリングしている、ということになり、その情報を管理するのがワードクロックです。
さて、かなりサクッとした解説でしたが、大事なのは、オーディオインターフェースっていうのが、大きく分けて、4つの機能を持っている、ということです。そして、その4つは、別々に揃えることも可能である、ということですね。
電子回路などについては、僕はエンジニアではないので、いつか、プロのエンジニアの方にインタビューをして、詳しく解説してもらおうと思っています。
もし、オーディオインターフェースに限らず、DTM全般など、これが知りたい!ってことがあれば、ツイッター上でメッセージ下さい!
それでは!
Takeshi